2016年08月21日

ノズルの話の追記。   

良い機会なので前から書きたかった事を簡潔に。

故あってebayとかaliとかで売ってそうな中国製の安いホットエンドが3つほど手元にあるのですが(最初に付いてた奴だったり急遽必要で同じメーカーの買ったり)
中華ノズル。
3つともこんな感じでした。4mmの直径でズドンとあけた大穴にPTFEチューブを入れて内径2mmになっているという。恐らく3mmフィラメントでも同じ部品で使える様にとか加工が容易だからとかいった理由だと思うんですが・・・これそう長く使わない内に熱でPTFEが変形して詰まりますよ。寿命がすごく短いです。

商品写真では全く分かりません見た目の外形は全く同じなので。全部が全部こうだという訳ではないのでしょうがいくら安いとは云っても不確かな物をつかまされる位だったらちょっと値が張っても良い物を確実に買う方が結果的に安上がりだと思いますね。
posted by ぼおんぼおん。 at 01:36 | 東京 ☁ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

フルメタルジャケットエクストラ。   

久々の投稿ですね。久々に3Dプリンタのネタでございますよ。

さて3Dプリンタのホットエンドというのはヒートブレークという断熱部分(青)とノズル(黄)を別の部品で作ってネジで固定するのが一般的な訳なんですが。
hotend_origin.jpg
部品が二つに分かれている以上、そこから溶けたプラスチックがはみ出て来る事がありうる訳ですよ。
e3dv5_overflow1.jpg
e3dv5_overflow2.jpg

2年くらい使ってたものですがなかなかのはみ出っぷりですね。一応マニュアル通りに280℃まで加熱してから増し締めしてあったんですけども。で、これを防ぐ為にヒートブレークからノズルまで一体化したものを使ったらいいのではないかと考えました。GENKEIさんのatomがこの方式ですね。
nozzle_plan.jpg

こんな形状を考案しました。E3Dv5のヒートブレークとv6のノズルをくっつけた感じですね。断熱性を高めるのを狙ってネック部分を1mm長く、強度を確保する為に肉厚をちょっとだけ厚めにカスタムしてみました。
さっそく加工業者さんに作ってもらおうと何箇所か見積もりをお願いしたのですが・・・これが全滅。どうやらステンレスに2mmの穴を開けるのが難しいそうです。
そんな事をmixiでボヤいていたら・・・なんとコミュニティの方が作ってくださいました!神か。神なのか。
heatbreak.jpg

tachibana.jpg
イメージ映像は広島バーバリアンズの立花さん(32)

もうパッと一目で分かるぐらい素晴らしい加工です。表も内側もテッカテカ・・・E3Dのオリジナルと比較しても全く遜色無いどころか綺麗なんじゃないでしょうか。写真では全く伝わらないと思いますがああっ不ッ細工なガラケーカメラしか無いのがもどかしいッ!
hotend_custom.jpg
ベースがv5なのでv6の様にコールドエンドにPTFEが入っていないまさにリアルオールメタルホットエンド。文字通りこの世に二つと無い逸品でありましょう。当たり前の話ですが部品の繋ぎ目でフィラメントがコツっと当たる感触がありません。スルッスル入って行きます。
nozzle_Comparison.gif
さらにノズル内部もv6に倣って角度を60度に削るという実にめんどくさい加工を施していただきましたありがとうございます。
これは恐らくノズルから出る時の抵抗を減らすのが目的だと思います。加熱して手でフィラメント押してみると簡単にニョロンニョロン出て来ますね。

で、一番重要な実際に使ってみた感触ですが。
  • まずオリジナルの真鍮ノズルに比べて熱伝導の低いステンレスだからなのか、あるいはナット部分を省略している為に熱容量が小さいからなのか・・・ヒーターを余分に加熱する必要があるみたいです
    • 感覚的に+10〜15℃位ですかね
  • それから先端が肉薄になってるのでヒーターからノズル出口までの間でかなり冷却されるみたいで冷却ファンを絞らないと温度を保てないみたいです
    • 外形の角度を内部に合わせて60度に設定しましたがここは90度とか118度とかにしても良かったかもしれませんね。
    • ただ見方を変えれば冷却をそんなに必要としないとも云える訳で設定はピーキーですが上手く合わせるとブリッジ以外にファンを回さなくても造形出来そうな感じでした。
結構設定が変わってしまうので詰めるのに少し時間がかかりましたがほぼ前と同じかそれ以上に使える様になりました。特に一番使う0.2mmピッチ位の中間品質の積層が綺麗ですちょっと引く程に(笑)改めて素晴らしい部品をありがとうございます!

ship.jpg
しかし押し出し(引き込み)抵抗が小さくなってレスポンスが上がってるのに不定形モデルだと積層に乱れがまだ現れるのは・・・極小ピッチで顕著な点や普通の真四角を出力した時に恐ろしく一定ピッチで出てる点と合わせて考えるにエクストルーダの解像度が足りてないのかもしれません。これはノズルに見合ったパーツが必要やも・・・。
titan.jpg
という訳で注文してしまいました。ぼおんさんの散財が止まらない・・・!
posted by ぼおんぼおん。 at 15:35 | 東京 🌁 | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月06日

L15.76W5.95H2.57   

1/10スケールのメガネ
megane.jpg

→ダウンロード

FDM方式(熱したプラスチックをニュルニュル積み重ねるタイプ)3Dプリンタの限界に挑むぼおん氏。
megane_output.jpg
ヒマな人は是非お試しください(笑)
posted by ぼおんぼおん。 at 16:03 | 東京 ☀ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月05日

直軸駆動。   

3Dプリンタでフィラメントをノズルに送る為の機構をエクストルーダといってモーターの軸にこんな感じのギザギザ付き金属部品、中でもmk7とかmk8を取り付けて使うのが一般的な訳です。
んでmk7とmk8の違いはというとギヤ直径のサイズなんですな。mk8の方が小さいのでてこの原理によって35%もトルクがアップすると・・・であるならばさらに小さくすればさらなるトルクアップが見込めるはず。
dsdrive_brade.jpg

直径がmk8の約半分でパワーは2倍!mk7から比較すればさらに35%アップで合計270%だーっ!というウォーズマンみたいな理論で外付けギヤを使わずモーター軸を直接ギザギザに加工する為の工具を設計してみました。
→ダウンロード

なるべく特殊なパーツを使わないようにしたつもりですがプリントパーツの他に
M6スパイラルタップ x1
6x11ベアリング x1
5x11ベアリング x2
M3x25mmボルト x2
M3x10mmくらいのボルト x1
M3ナット x1
をご用意ください。全部で2000円くらいかかりますかね。なに2個も作れば元が取れます(笑)
ステッピングモータは軸に面取りされてない方がいいですね。

dsdrive_view.jpg

こんな感じにセットしてくださいタップハンドルまで作るこたねえだろ(笑)持ってる人は作る必要無いですお手持ちの使ってください
使い方ですが難しい事は何も無く適当にネジ締めてハンドルをクルクル回すだけです。
dsdrive_set.jpg
※画像はテスト版なのでちょっとだけ形が違ってます

回すだけとはいえ結構な回数回す必要があるのでドリルお持ちの方は使った方がいいです疲れます。
たくさん回数回す→歯がどんどん鋭くシャープになる
ネジを強く押し込む→タップが食い込んで軸が細くなる
ので必要と好みに応じて加減してください。
切削カスがモーターにくっつくと良くないので軸にワッシャー付けるとか輪ゴム巻いとくとかして対応してください。
当たり前の話ですがエクストルーダは再設計する必要があります。押し込むベアリングの位置を径が細くなった分1.6mmくらい近づける必要がありますかね私のエクストルーダに合わせて歯の位置はモーターの出っ張り面から8mmになってます。

実際に使って試してる所ですが問題は無い感じです。特にトルク不足とは全く無縁でありむしろフィラメント送り込み過ぎてエクストルーダの中でバッキバキになったりします(それはそれでどうなのか)
あと軸が細い=接触面積が小さいのでもしかしたら柔らかいフィラメント使うと問題が出るかもしれません(ABSしか使ってないです)
posted by ぼおんぼおん。 at 18:21 | 東京 ☀ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月19日

ひっぺがす。   

ヒートベッドに貼り付いた造形物を剥がすのにスクレイパーとか使われてると思うんですが使い勝手・コストパフォーマンス共に最強と思われるアイテムをご紹介。
 包丁。
ダイソーの菜ッ切り包丁と子供包丁。そこそこ撓ってほど良い切れ味が実にナイスです包丁としては全く役に立ちませんけど。
ほとんどの場合ピンクの柄の子供包丁で事足りると思いますクマちゃんの絵がポイント(笑)菜ッ切り包丁は少し刃が厚くて長いので大きな造形物ががっつりベッドに食い付いてしまってる時に使います
posted by ぼおんぼおん。 at 15:02 | 東京 ☔ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月24日

メリクリ。   

とは一切関係の無い記事をお送りしますぼおんさん泣いてなんかいません。
http://i57.tinypic.com/1217v45.jpg

某所で仕入れたネタなんですが市販3Dプリンタの比較だそうです。同じモデルをそれぞれ最高品質設定で出力して比べる訳ですな。Zortraxというのが海外では評判高いみたいです。どんなもんか私もちょっと試してみましたよ(0.05mmピッチのABS)
0.05mm。

まあどうという事はありませんな(ドヤァ)
比べるにはモデルがおとなし過ぎるような気が。特に比較対象にされてるUP! Plus 2の出力はもうちょっとソフトの設定で頑張れるでしょう。
FDM方式である以上ぶっちゃけハードの方はどんだけ精巧・頑丈に作った所で限界があるんですよ。私のはベースがこれ外装を12mmのMDFで作り直したものなんですが格別に出力品質が上がったという事は無いですね。大きさとか重さとか糸目をつけず過剰に作ってるので恐らく市販のどの機械よりもしっかり出来てるはずですけども(あるいは元のmendelの設計が良く出来てるのも大きいです)
そもそも筐体を丈夫に作るのはギシギシ動くのを抑える為なんですがそのギシギシが出力結果に直接出る訳ではありません。実際かなりの振動はあるのですが造形物も同時に動いてるんですから(笑)
結局ハードで一番大事なのはまず何をおいてもホットエンド、その次がきっちり一定量フィラメントを送れるエクストルーダって事になりますかね。筐体はタイミングベルトがたるまない程度に丈夫なら十分です。
この辺を追求してくと前述のZortraxもUP! Plus 2も20万円くらいしますしコストパフォーマンス的に有利なのは自作って事になるんじゃないですかね限界点は決まってる訳ですから。

もっともこれはいささかトリックというかインチキが少々ありまして。
まずメディアにクリアを使ってます。プラモ作る人なら分かると思うんですが透明のプラスチックは普通のに比べて硬いです。これはFDMにおいて反りにくい事を意味します。あんまり硬過ぎてもアレですが程々なら造形に有利です。

いくつかフィラメント使ってみてこのAdhocのフィラメントが程々に柔らかくキレも良いので造形にはこれを使ってます。

ただしいささか柔らかいので強度の必要な部品には向かない気がするのでそういう時はこちらの3DCreatorのフィラメントというように使い分けてます。思わずステマしてしまいましたが是非買ってください(笑)
それから今回みたいに背の低いモデルでは差が出ませんが10cm以上も高くなると・・・私のは造形物がギッタンバッコンと前後に移動する構造になってるのでこの揺れの影響がどうしても出てしまいます。この点H-botと云われるヘッドを前後左右に移動させる機械の方が有利なのは間違い無くそういう条件で比べたら恐らくH-botのZortraxとは比較にならないだろうと思います。

コストパフォーマンスの話をしようと思ってたのに高い機械はやっぱり良いよねって結論になってしまいました(笑)なにこのオチ
posted by ぼおんぼおん。 at 17:06 | 東京 ☁ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月02日

1万オーム。   

mixiのRepRapコミュで教えていただいたんですけども。
中国製Melzi。

3Dプリンタの制御基板Melziの中華コンパチって抵抗が2箇所間違ってるそうです。回路図と比べると確かに本来4.7kΩであるべき部品が10kΩになってます。
もちろんソフト側で補正してるので大きな問題にはならないとは思いますが云ってみればこれは『ものすごいやかましい環境でノイズキャンセルしながら録音してるような状態』な訳で非常に気持ちが悪いです。たまたま予備の基板が手元にあったので抵抗を正しいものに交換してみました。
チップ抵抗の交換なんてやった事ありません大きさは3.2mm×1.6mm。こんなのぶっつけ本番で出来るはずも無く古いハードディスクの部品を外したり付けたり何度も繰り返し練習しました。その甲斐あってハンダ付けが超上手に・・・実際に本番やってみたら哀しいほど斜めにくっつきましたけど(笑)とりあえず無事に動いてるようなので良しとします本当は2箇所とも換えるつもりだったけど端っこのしか無理だったなんて云えない

さてハードを修正したら今度はソフトです先程の例で云えばノイズキャンセル部分を外さねばなりません(もう騒音は無い訳ですからね)サーミスタテーブルと云って抵抗値と温度の関係を示す数値表を更新する訳なんですがどの位変わったのかな〜と戯れにヴィジュアル化してみましたオレンジが10k紺が4.7kのサーミスタテーブルです。
サーミスタテーブルのグラフ
なんじゃあこりゃあ!
いや確かにソフトで補正してるとは云いましたけど130℃から170℃にかけて同じ数字を返すっておかしいでしょう常識的に考えて。違う温度なのに同じ数字で答えられたらどっちなんだよっつ話ですよ。
10k_01.gif

道理で温度上昇時(下降時も)グラフがおかしな事になってると思いましたよテーブルの重複してる部分と不自然な部分が完全に一致。
常用エリアである220℃前後の解像度が低くなってしまってる為にこういう不自然な補正の仕方をしてるんでしょうかね。
10k_02.gif

他と比べた事が無かったので実際温度変動が激しくても『こんなもんかな』と思ってたんですが設定温度が245℃なのにアベレージ(オレンジの太線)が225℃っておかしいですね。さっき大きな問題にはならないなんて云ったばかりですがすみません大問題だよ!
47k_01.gif

こちらが4.7kΩに交換後ですカーブが美しい・・・!
47k_02.gif

リミットぎりぎりの設定温度255℃でもこの安定感。積層面のガタツキも少なくなりました微妙ですが。見た目より指で触った感じがツルツルでルーペで見ると微妙な波うちが減ってます。
そんな訳でヒートベッドはともかくホットエンドの抵抗は付け直した方が良さそう・・・じゃなくて最初からちゃんとしたの買いましょう(笑)こんな面倒くさい事して失敗するリスク考えたら決して高くないです
posted by ぼおんぼおん。 at 18:13 | 東京 ☁ | Comment(2) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月25日

5年ぶり3度目。   

HSPコンテスト2014に参加しました。

カテゴリで分かる通り今回はゲームでなく3Dプリンタ用のツールを作りました。
merGcode
→ダウンロード
HSPコンテストのページからお願いします。

ざっくり概要を説明するとFDM式3Dプリンタ用の2つの異なるGcodeファイルを設定した高さで接続します。どういう事かと云うと
キマイラ。

違う、そうじゃない。
そういう事じゃねえよ。何キモいケンタウロス作ってんだよ悪魔合体かよ。いちからか?いちからせつめいしないとだめか?(ショックのあまりよつばちゃん化)

気を取り直して初めからもう一度説明させていただきますとFDM方式の3Dプリンタというのは熱したプラスチックをミルフィーユ状に下から順番に重ねていって造形する仕組みです。
merGcode_00.gif

例えばこんな形状のモノを作る場合なんですが
merGcode_01.gif

こんな感じでこの積み上げピッチが品質に直結してくる訳です。解像度が上がると云えば伝わりやすいでしょうか。
それなら目一杯細かくすれば品質上がるじゃないかと云えばこれがそう単純な話でもなく、原理的に熱を使うものですから層が薄くなると既に硬化した部分まで熱が伝わって変形してしまいます。特に下からせり上がったオーバーハング部分に顕著で結局のところその辺バランス取って折り合いをつける事になります。
merGcode_02.gif

そして傾向としてオーバーハング部分はモデルの下側に現れる事が多くまた視点的心理的に下面にはあまり目が届きません。
merGcode_03.gif

つまりバランスを取るにも細かいのと粗いのとちょうど中間のピッチを選択するよりこの様に上下で出力ピッチを変えるのが理想という事になります。ところがこういう出力データを書き出すスライサが今のところ無いんですね(少なくとも私は知りません)
なんとそのSlic3rに元々この機能はあるそうですなんという車輪の再発明。で、でも密度変えたりとか出来るし!(震え声)
merGcode_frog.jpg

前置き長くなりましたがそういうデータを作る為のツールです。ピッチの異なる2つのGcodeファイルを結合出力します。ピッチ変更の他にも部分的にインフィル密度やインフィル形状変えたいなんて場合にも使えます。とりあえず簡単に作れて動けば良いと思ってたのでシンプルな機能しかありませんがだからこそ使い方もすぐ分かるのではないでしょうか。
GcodeファイルはSlic3rで書き出されたものを想定してます。他のスライサのGcodeでは不具合があるかもしれません(チェックしてません)

merGcode_sappho.gif

結合済みファイルを指定してやれば3つでも4つでもさらに結合できます。明らかにやり過ぎ(笑)
posted by ぼおんぼおん。 at 13:30 | 東京 ☁ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月23日

久々にE3Dの話。   

と云ってもエゲレスのベンチャーE3D社の方ですけど(笑)

私の買った3Dプリンタのホットエンドと呼ばれるノズル周辺の部品はJ-HeadというPEEKやPTFEといった耐熱プラスチックで出来てる奴でしかも中国製のレプリカなんですけども。
いくら耐熱とはいえ所詮プラスチック機械の性質上どうしても加熱される訳で融けて崩れたりはしないんですが柔らかくなって歪んだりします。さらに金属ノズル部分の3mmフィラメント入り口があろう事かビッタリ直径3mmなので通常状態なら問題無く通過してくれますが熱で変形するとまあものの見事に詰まってくれる訳です。
mk-VII。

では直径を多少広げて材料を通りやすくすればどうかと云うとやはり通常状態ならば実に調子良く材料を押し出してってくれるのですがFDM方式の3Dプリンタにはリトラクトと云って材料を引き戻す動作があってですね・・・この時に熱で柔らかくなったフィラメントが広がった部分で圧縮されて竹の節みたいな形状になってしまい、しかも周囲はプラスチック部=非加熱部なのでやはりこれも引っかかって詰まってしまう訳ですよ。

それじゃどないしたらええねんという難題に一つの解答となるのが前置き長くなりましたけどE3Dのオールメタルホットエンドです。
E3Dv5.gif

繋ぎ目とかプラスチック部分で詰まるなら全部無くして一直線の金属部品にしてしまえという漢らしい発想(かどうかは知りませんが)プラスチックと比較して熱伝導が高いので常に冷却ファンを回してないと全体が暖まってしまう点は要注意ですが(ファンは付属してます)これに変えてから材料詰まりのトラブルは激減しました。お値段はちょっとお高め(J-Headの良い奴が5000円位、中華のコピー品だと3000円位の所がE3Dだと43GBP=7500円位)ですがそれ以上の値打ちはあります。

私が買ったのはバージョン5なんですが現在新しくバージョン6が発売されておりええっ中にPTFE入ってるオールメタルじゃないじゃん!
動きを良くする為か冷却部を確保する為か分かりませんがどっちがいいんでしょうね。PLA等の出力は6の方が良いという噂ですが私は5の方が良いような気がするんですがいや悔しいからじゃなくて。どうせABSしか使わないし何この負け惜しみ感。
V5これから買えなくなっちゃうんでしょうかね〜0.4mmのノズルもう無くなってるし。予備部品用に買っておこうかな・・・。

J-Headからの置き換えにまたすったもんだのひと悶着あったのですがそれはまた次のお話に。
posted by ぼおんぼおん。 at 12:06 | 東京 ☀ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月26日

ゼロポイントフォーミリメーター。   

ノズル直径の小さいの(0.25mm)も用意してあるのですが実用的には0.4mmがバランスいい感じですね。
せっかく買ったから気が向いたら試してみますけどノズル交換するのも結構大変(笑)

積層ピッチは品質気にしなければ0.4mm、通常0.25mm、精密で0.125mmという感じで使い分けてます。
0.1mmとか0.05mmも試してみましたがやたらと時間かかる割にそれほど品質良くなった実感が無いですね〜積層跡は確かに目立たなくなるんですけど。
posted by ぼおんぼおん。 at 22:32 | 東京 ☀ | Comment(5) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

リザルト。   

色々と改造してみて効果があった順にランキング。
  1. ホットエンド
    • これが一番効果大きかったですね。『常に均一に出し続ける』これが一番大切だと実感しました。
    • ていうか他の方は本当に不具合出てないんでしょうかね羨ましい・・・私は致命的な状態に直面しましたが。

  2. ファームウェア
    • SprinterRepetier-Firmwareに換装。
      • Sprinterだとアクセラレーションが利いてないような・・・?コーナー部分の品質が全然違いますね。
      • 直接品質には影響しませんがデータのバイナリ化で転送量が少なくなるのは嬉しい所。

  3. Yベッドレール
    • シャフトとベアリングを日本製に交換。
      • 音が静かになっただけでなく横方向の積層跡が目立たなくなりました。

  4. 本体フレーム
    • 一番手間かかってる割にさほど効果が無いという!
      • むしろ元の方が良かったとすら思える位に微妙(笑)Mendelは本当に良く考えて作られてますね
      • まあでも正直M8寸切りボルトでは長期使用に耐えるか疑問。本体結構振動してますし。
      • あ、あと確実に直角が出るようになりましたバンザーイ!
        • なにこの良かった探し。

posted by ぼおんぼおん。 at 18:33 | 東京 ☀ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

出力。   

3Dプリンタを改造する事によって少しずつ精度が上がってるのはいいのですが。

部品ばっかり。

まだ3Dプリンタのパーツしか出力してねえ(笑)なんかフィギュアみたいの作ってみましょうかね
posted by ぼおんぼおん。 at 00:05 | 東京 ☀ | Comment(1) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月12日

レピチエ。   

設定は全く同じ(つまり同じG-code)で出力したトーフの角のアップなんですが。
ファーム。
カメラがショボくて申し訳ありませんそれでも分かる位の差が出ております。
左がオリジナルのファームウェア、右がRepetier-Firmwareをインストールした物です。

ちょっとスゴくないですか?こんなに違うものなんですね。
posted by ぼおんぼおん。 at 07:11 | 東京 ☀ | Comment(2) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月11日

ホテンド。   

本日の、問う!

Mendel evolutionを3mmフィラメントで使ってる方でホットエンドを分解掃除してもノズル詰まりが解消されないトラブルを抱えてる方はおりませんでしょうか?

これ構造的に欠陥というかソ○ータイマーのごとくある程度使うと詰まる様になってる気がするのですが。
posted by ぼおんぼおん。 at 20:08 | 東京 ☀ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

ゼェエエエエーット!!   

先日のZスイッチが妙にウケてたので気を良くしてアップさせていただきます。またすぐ調子に乗るんだから・・・。
Zスイッチ。
→ダウンロード


いかんせん手元にmendelが無いのでちゃんと使えるかどうかは未確認ですが・・・適当に調整してください(笑)
M3ナットが5個、M3ネジ15mmが1本、20mmが2本、50mm以上が1本必要です。
posted by ぼおんぼおん。 at 23:02 | 東京 ☔ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

あけましておめでとうございます。   

また久々でございますよ今年もよろしくお願いします。


※画像はオリオスペック様より

去年買った3Dプリンタなんですが分解改造によって現在こんな状態です。
原型留めて無ェだろ。
名づけてMENDELエボ☆リューション(笑)宇宙海賊か

オリジナルの構造は実に良く考えられていて本当に素晴らしいのですがいかんせんM8寸切りボルトでは強度がいささか不安なのと持ってみた時の感想として
ドリーさん。
全重量が8kg程とヘッドをガシガシ動かす機械にしてはちょっと軽い印象だったので解決する為にフレームをこさえてみました。ちょっとしたスピーカー並みの12mmMDFで湿気防止にいつもの黒光りUV塗装です。材料をプロッタ加工機で切り出してるので『部品を3Dプリンタ自身で作成することができる』というRepRapの思想から見たら反則かもしれませんが
ザ・松田。
細かい事は気にしません(笑)
機械加工でカットしてるのでぼおんさんのいい加減な調整よりは確実に直角を出せてると思います。一見当たり前の話ですがこれが実は重要な所で長ネジで構成されてる以上、部品の位置合わせは組み立ての精度に左右されてしまう訳ですな。歪んでると出力された造形物も歪んでしまう訳です。

上から。
解放されてた空間は出来るだけ0.3mmPETの折り紙でシャットアウト。これは中の温度を一定に保ちたいというのもあるのですが単純に動かしてる時のものすごいニオイを抑える為(笑)焼けたプラスチックのニオイです
前と横ぐらいはもうちょっとしっかりした素材で作ろうかとも思いましたが透明だとどうせすぐ傷だらけになるので手軽に作り直せる方向で。

中から。
内部には監視カメラと照明を内蔵(100円ショップの懐中電灯をバラしました)
ツイート。
arms22様の記事を参考に10分後とに撮影した画像をツイートする様にしてみました。思ったより綺麗に写りますが監視カメラとしてはアングルが微妙(笑)そのうち作り直すかもしれません

Z軸のパーツはケースに収める為に作り直しました。左側だけでもよかったのですが
本日の、問う!
オリジナルのZ軸。
オリジナルのパーツなんですがタイミングプーリーとベアリングの位置が7mmぐらいズレてます。つまりベルトが斜めにかかってしまう訳なんですがいいのでしょうか?絶対良く無いと思ったので右側も修正出力し直しました。

Yベッド。
Yベッドは軽量化を狙ってガラス板を2mmアルミ板に、2mmアルミ板を3mmアルミ複合板で作り直しました(ややこしい)複合板はいささか強度が心配ですがそこはそれ、曲がったら交換すればいいやとスペアをいっぱい用意してあります(笑)
天板の固定には額縁用のトンボという部品を使用しました。クリっと回して板を左にずらして切り欠きを合わせるだけで天板外せて超便利。値段も安いのでおすすめの改造です。
コーナーの部品も新造してますがこれもおすすめ。下のパーツにナットを埋め込んであるのでYベッドの水平調整がレンチ一本で出来ます。簡単なので部品データ上げておきます(2セット出力してください)
→ダウンロード

あ制御基盤を背面に移動したので配線の都合でモーターも後ろに設置。ファームウェアもY軸を逆向きに更新しました。

横から。
電源とRaspberryPiをサイドに固定。このRaspberryPiには監視カメラの他にRepetierServerもインストールしてあってPCのブラウザから遠隔操作出来る様になっております。たぶんルータを設定してやれば外出先から出力なんて事も可能なんじゃないですかね怖くて試す気にはなりませんけど(笑)火事になったら困るので
知識も無いまま手探りでセットアップしたのでどエライ苦労をしたのですがOctoPiというプリントサーバとカメラモジュールがセットになったRaspberryPi用のイメージファイルがあるとついさっき知りました。これで良かったじゃん・・・!

ちょっと分かりにくいのですが下の小さな穴にあるダイヤルがZエンドスイッチになってましてこれもまた工具を使わずに高さ調整が出来る様になってます。
Zスイッチ。
こんな部品と長めのM3ボルト+ナット2個で出来てます。mendelにも似た様な感じで取り付けられるんじゃないですかね。

全体図。
ケータイのカメラがしょぼい上に私の撮影がヘッポコで写真がいまいち良ろしく無いのでモデルデータを。メタセコとペパクラデザイナーという世にも不思議な設計環境です(笑)そんなにCAD難しいか

しかしなんだかんだ色々と追加して総額既に10万円超となっとりまして私的にはちっとも激安3Dプリンタではなくなってしまいましたけど(笑)
一見して派手な外装はせいぜい2000円くらいで実は一番お金がかかってるのは交換したYベッドの日本製シャフト&リニアベアリングという(4500円)見た目は全く同じでなんの変哲も無い基礎部品ですがオリジナルと比較して完全に別物で動きの滑らかさがまるで違います。オリジナルが『シャァー』とすれば日本製部品は『スルッ』って感じです(なにその知能低い表現)必然的に音もずいぶん静かになりました。同じプリンタ使ってる方もここだけは交換した方がいいんじゃないですかね。
日本製の部品は確かに割高ですがその代わりに日本に住んでる以上は送料がタダ同然な訳で。考え様によっては極めて低コストで世界最高品質が手に入るのですからこれを活かさぬ法はありますまい。日本の製造業にお金が回れば日本の景気も後押し出来て世の中も良くなる事でしょう。日本の未来の為にも使おう!メイドインジャパン!(なにこのまとめ)
posted by ぼおんぼおん。 at 03:08 | 東京 ☀ | Comment(2) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月07日

自分用備忘録。   

まず私の買ったのはこれ
3D PRINTER REPRAP MENDEL Evolution
RepRapというオープンソースの3Dプリンタらしいです。面白いのはこの3Dプリンタ自体が3Dプリンタで作成(もちろん金物以外という意味ですけど)されていて、つまりその気になればもう一台作ったりデータを改変して改造したり出来る訳ですな。

色々と参考にさせていただいたサイト
時々3Dプリンター等での工作遊びブログ
across the road
私と同じ機械を使っておられます。色々と実用的なtipsや具体的なソフトの設定などスタートアップに必要な情報をたくさん仕入れさせていただきましたありがとうございます。

モデルデータをスライスしてプリンタ出力するSlic3rというソフトの設定和訳等
株式会社アイツーアイ技研の3Dプリンタのページ

フロントエンドは日本語化されてるのですが実行部分は英語で何が何やらよく分からないので助かりました。

モデリング関係は我等3D者にとっては特に必要無かろうなので(笑)メタセコでも何でも好きなの使うがいいさ
最終的に必要なデータはSTL形式になります。プラグイン入れればメタセコで入出力出来ますがあると便利なツール
netfabb

一口にSTLファイルと云っても同頂点でポリゴンが交差しちゃいけないとか図形が開いてちゃいけないとかいくつか制約があって、そういうのを自動的に修復してくれます。メタセコからSTL→netfabbで開いてエラーがあれば修正、ってのが私の主な作業の流れです(修正だけならフリー版で十分です)。3Dプリンタ関係のページ見てるとMiniMagicsとか123D Designとか勧められてますが私はこれ一本で十分な感じですモデリングはどうせメタセコなので。CADとか使う人ならそっちのがいいのかもしれませんね。
posted by ぼおんぼおん。 at 21:59 | 東京 🌁 | Comment(2) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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