2016年08月21日

ノズルの話の追記。   

良い機会なので前から書きたかった事を簡潔に。

故あってebayとかaliとかで売ってそうな中国製の安いホットエンドが3つほど手元にあるのですが(最初に付いてた奴だったり急遽必要で同じメーカーの買ったり)
中華ノズル。
3つともこんな感じでした。4mmの直径でズドンとあけた大穴にPTFEチューブを入れて内径2mmになっているという。恐らく3mmフィラメントでも同じ部品で使える様にとか加工が容易だからとかいった理由だと思うんですが・・・これそう長く使わない内に熱でPTFEが変形して詰まりますよ。寿命がすごく短いです。

商品写真では全く分かりません見た目の外形は全く同じなので。全部が全部こうだという訳ではないのでしょうがいくら安いとは云っても不確かな物をつかまされる位だったらちょっと値が張っても良い物を確実に買う方が結果的に安上がりだと思いますね。
posted by ぼおんぼおん。 at 01:36 | 東京 ☁ | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

フルメタルジャケットエクストラ。   

久々の投稿ですね。久々に3Dプリンタのネタでございますよ。

さて3Dプリンタのホットエンドというのはヒートブレークという断熱部分(青)とノズル(黄)を別の部品で作ってネジで固定するのが一般的な訳なんですが。
hotend_origin.jpg
部品が二つに分かれている以上、そこから溶けたプラスチックがはみ出て来る事がありうる訳ですよ。
e3dv5_overflow1.jpg
e3dv5_overflow2.jpg

2年くらい使ってたものですがなかなかのはみ出っぷりですね。一応マニュアル通りに280℃まで加熱してから増し締めしてあったんですけども。で、これを防ぐ為にヒートブレークからノズルまで一体化したものを使ったらいいのではないかと考えました。GENKEIさんのatomがこの方式ですね。
nozzle_plan.jpg

こんな形状を考案しました。E3Dv5のヒートブレークとv6のノズルをくっつけた感じですね。断熱性を高めるのを狙ってネック部分を1mm長く、強度を確保する為に肉厚をちょっとだけ厚めにカスタムしてみました。
さっそく加工業者さんに作ってもらおうと何箇所か見積もりをお願いしたのですが・・・これが全滅。どうやらステンレスに2mmの穴を開けるのが難しいそうです。
そんな事をmixiでボヤいていたら・・・なんとコミュニティの方が作ってくださいました!神か。神なのか。
heatbreak.jpg

tachibana.jpg
イメージ映像は広島バーバリアンズの立花さん(32)

もうパッと一目で分かるぐらい素晴らしい加工です。表も内側もテッカテカ・・・E3Dのオリジナルと比較しても全く遜色無いどころか綺麗なんじゃないでしょうか。写真では全く伝わらないと思いますがああっ不ッ細工なガラケーカメラしか無いのがもどかしいッ!
hotend_custom.jpg
ベースがv5なのでv6の様にコールドエンドにPTFEが入っていないまさにリアルオールメタルホットエンド。文字通りこの世に二つと無い逸品でありましょう。当たり前の話ですが部品の繋ぎ目でフィラメントがコツっと当たる感触がありません。スルッスル入って行きます。
nozzle_Comparison.gif
さらにノズル内部もv6に倣って角度を60度に削るという実にめんどくさい加工を施していただきましたありがとうございます。
これは恐らくノズルから出る時の抵抗を減らすのが目的だと思います。加熱して手でフィラメント押してみると簡単にニョロンニョロン出て来ますね。

で、一番重要な実際に使ってみた感触ですが。
  • まずオリジナルの真鍮ノズルに比べて熱伝導の低いステンレスだからなのか、あるいはナット部分を省略している為に熱容量が小さいからなのか・・・ヒーターを余分に加熱する必要があるみたいです
    • 感覚的に+10〜15℃位ですかね
  • それから先端が肉薄になってるのでヒーターからノズル出口までの間でかなり冷却されるみたいで冷却ファンを絞らないと温度を保てないみたいです
    • 外形の角度を内部に合わせて60度に設定しましたがここは90度とか118度とかにしても良かったかもしれませんね。
    • ただ見方を変えれば冷却をそんなに必要としないとも云える訳で設定はピーキーですが上手く合わせるとブリッジ以外にファンを回さなくても造形出来そうな感じでした。
結構設定が変わってしまうので詰めるのに少し時間がかかりましたがほぼ前と同じかそれ以上に使える様になりました。特に一番使う0.2mmピッチ位の中間品質の積層が綺麗ですちょっと引く程に(笑)改めて素晴らしい部品をありがとうございます!

ship.jpg
しかし押し出し(引き込み)抵抗が小さくなってレスポンスが上がってるのに不定形モデルだと積層に乱れがまだ現れるのは・・・極小ピッチで顕著な点や普通の真四角を出力した時に恐ろしく一定ピッチで出てる点と合わせて考えるにエクストルーダの解像度が足りてないのかもしれません。これはノズルに見合ったパーツが必要やも・・・。
titan.jpg
という訳で注文してしまいました。ぼおんさんの散財が止まらない・・・!
posted by ぼおんぼおん。 at 15:35 | 東京 🌁 | Comment(0) | 3Dプリンタ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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